「AIを業務に取り入れる前と後で、何を確かめればよいかを一覧で押さえておきたい」
このページでは、AIを業務に取り入れるときの確認項目を、導入前の14項目と導入後の13項目に分けて示します。
- 導入前の14項目と導入後の13項目を、「はい」と言えるかで確かめてください。
- 時間がないときは、情報、人の承認、お金に関わる【最優先】の7項目から確かめてください。
- 「いいえ」が残っていても、AIエージェントに資料を読ませる、下書きを作らせる段階からなら始められます。
- 送信、公開、支払いを AIエージェントに任せる前に、関係する項目を「はい」にしてください。
このページで出てくる言葉の意味は用語一覧で確認できます。
業務でどう使うか
- 最初の1業務を決めたあと、顧客名簿や請求書の実データを渡す前に、導入前の項目を確かめる
- 3か月ごとに、請求額を確かめるついでに導入後の項目を見直す
- AIを使う人が増えたとき、新しく加わった人と一緒に項目を読み合わせる
- 「いいえ」が残ったまま、問い合わせ返信の送信や支払いを AIエージェントに任せる
- 答えが「わからない」の項目に、確かめずにチェックを付ける
- この一覧だけで、自社の使い方が法律に触れるかどうかを判断する
チェックの付け方
「はい」と言えた項目にだけ、チェックを付けてください。
「いいえ」や「わからない」の項目は、項目の下にある関連ページで確かめてから付けます。
- チェックの状態は、お使いのブラウザの中にだけ保存され、外部のサーバーには送られません。
- 別のブラウザや別のPCで開くと、チェックが付いていない状態で表示されます。
- 一覧の下の「すべて外す」を押すと、その一覧のチェックがすべて外れます。
この使い方は違法か、といった法律の当てはめは、この一覧では判断できません。弁護士や税理士などの専門家、所管官庁の相談窓口に確かめてください。
関連:『法律とガイドライン』
【最優先】の7項目
情報の漏えい、承認の抜け、利用料の使いすぎは、起きたあとで取り消すことが難しいため、次の7項目を先に確かめてください。
| 確かめること | 時期 | 対応する問い |
|---|---|---|
| 扱う情報に、個人情報や機密情報が含まれるか | 導入前 | 安全と責任 |
| 契約プランの種類と、入力した内容が学習に使われる設定か | 導入前 | 安全と責任 |
| 送信、公開、支払い、削除の直前に、人が承認する地点があるか | 導入前 | 権限 安全と責任 |
| 毎月の利用料の上限と、超えそうなときの通知先があるか | 導入前 | 安全と責任 |
| 生成物を事実確認してから、顧客への回答や資料に使っているか | 導入後 | 検証 |
| 請求額と使用量を定期的に見ているか | 導入後 | 安全と責任 |
| 無人で動く仕組みに、送信や公開の操作を入れていないか | 導入後 | 安全と責任 |
関連:『変わらない5つの問い』
導入前の14項目
最初の1業務を決めてから、AIに実際の顧客情報や取引データを渡すまでの間に確かめてください。上の項目が下の項目の前提になる順に並べています。
達成 0 / 0 /
導入後の13項目
使い始めてからは、3か月ごとと、AIを使う人や任せる業務を増やすたびに確かめてください。見直すときは、チェックをすべて外してから全項目を読み直します。
達成 0 / 0 /
見直しの頻度を義務にしている法律や公的な基準は、2026年10月時点で見つかっていません。IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」の付録の規程のひな形は「年1回以上」、経済産業省と総務省の「AI事業者ガイドライン」はリスクを分析し直す時期の例に「四半期/半期/年次等」を挙げています。AIのサービスは画面や設定が変わることが多いため、AI事業者ガイドラインの例のうち最も短い四半期(3か月)にそろえ、3か月ごとを勧めます。
まとめ
- 導入前は、任せる業務を1つに絞ることから始め、実際の情報を渡す前に14項目を確かめてください。
- 導入後は、3か月ごとと、使う人や業務を増やすたびに13項目を見直してください。
- 時間がないときは、情報、人の承認、お金に関わる【最優先】の7項目から確かめてください。
- 「いいえ」や「わからない」の項目に関わる操作は、AIエージェントに任せず、人が行ってください。