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このページでは、本ガイドの本文に出てくる専門用語 119 語の意味を、分野ごとに確かめられます。
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まず知っておくと役立つ10語
AIに仕事を任せるかどうか、どこまで任せるかを判断するときに効く言葉を選びました。言葉を押すと、このページの中の詳しい説明に移ります。
- プロンプト: AIに渡す指示の文章。頼み方で結果の質が変わるので、社内で頼み方の型をそろえるかどうかの判断に効きます。
- AIエージェント: AIモデルとハーネスを組み合わせ、ツールを使い、結果を確かめながら作業を進めるAI。任せる範囲を決める前提になります。
- ハルシネーション: AIが事実と違うことを、もっともらしく答える現象。見積書や返信文を人が確かめる理由です。
- オプトアウト: 入力した内容をAIの学習に使わせない設定。顧客名簿や社内資料をAIに入れてよいか、どの契約プランを選ぶかの判断に効きます。
- 権限モード: AIの操作を1回ずつ確認するか、自動で進めるかの基本設定。任せ方の出発点です。
- 最小権限: その作業に必要な分だけの権限を渡す考え方。事故が起きたときの被害を小さくします。
- APIキー: 外部サービスを呼び出すための認証用の文字列。漏れると他人の利用料金が自分に請求されることがあるので、誰に管理させるかを決める必要があります。
- 従量課金: 使った分だけ払う料金の方式。画像や動画の生成で、費用の見通しを立てるときに効きます。
- Git: 変更の履歴を残し、前の状態に戻せる仕組み。AIが書き換えたファイルを戻せるので、どこまで任せるかの判断に効きます。
- プロンプトインジェクション: 読ませた資料に仕込まれた指示で、AIが頼んでいない行動をする攻撃。外部のWebページやメールをAIに読ませるかどうかの判断に効きます。
このページの使い方
各ページの本文で下線の付いた言葉を押すと、このページが新しいタブで開き、その言葉の説明が表示されます。読み終えたら、そのタブを閉じると元のページに戻れます。
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分野の一覧
使っていないサービスの分野は、読み飛ばしてかまいません。
- AIの基本(19件)。どのAIを使う場合も最初に読む分野です。
- Claude Code(29件)。Claude Code を使う、または使うか検討しているときに読む分野です。
- Codex、OpenAI(5件)。ChatGPT や Codex を使うときに読む分野です。
- Git、GitHub(10件)。AIにファイルを書き換えさせる、またはWebサイトを作らせるときに読む分野です。
- 外部サービス、連携(12件)。AIを Notion やチャットなどの社内のサービスとつなぐときに読む分野です。
- 公開、Web(6件)。AIで作ったWebページやツールを公開するときに読む分野です。
- 画像、動画、音声(2件)。広告やSNSの画像、動画をAIで作るときに読む分野です。
- お金、料金(7件)。使った分だけ料金がかかるAIを契約するときに読む分野です。
- 法律、ルール(18件)。AIで作った文章や画像を、広告や販売に使うときに読む分野です。
- セキュリティ(11件)。顧客情報や、APIキーなどの認証情報を扱うときに読む分野です。
AIの基本
どのAIを使う場合も最初に読む分野です。まず読む言葉は、AIエージェント、プロンプト、ハルシネーション、セッションです。
AIモデルとハーネスを組み合わせ、ツールを使い、結果を確かめながら作業を進めるAI。Claude Code、Codex などが該当します。AIモデルは文章を作り出すAIそのもの、ハーネスはAIモデルを実際の作業に使えるようにする仕組み、ツールはファイルの読み書きなどの個々の機能です。1回答えて終わるチャット(文字でのやりとり)との違いは、AIが自分で情報を集め、作業し、結果を確かめる点です。たとえば「先月の請求書を一覧にして」と頼むと、ファイル探しから合計の確認まで進めます。
AIエージェントの動き方の1つ。「情報を集める → 作業する → 結果を確かめる」をAIが自分で繰り返します。人が毎回指示(プロンプト)を渡さなくても作業が進む分、どこで止めるか、何を許すかは人が先に決めておく必要があります。
入力した内容をAIの学習に使わせないよう、設定で止めること。Anthropic の個人向け規約は、止めない限り、入力と出力を学習に使うことがあると定めています。社内の資料を貼る前に確かめたい設定です。
AIに渡す情報全体。プロンプト(AIへの指示)、ルールを書いたファイル(CLAUDE.md など)、資料、これまでのやりとりを含みます。AIモデルは、渡されたコンテキストの範囲でしか判断できません。一度に扱える量には上限があり、その枠をコンテキストウィンドウと呼びます。
AIが1つのセッション(新規で始めてから終えるまでのやりとり)の中で、一度に覚えておける量の枠。セッションの履歴、読んだファイル、作業の結果、読み込んだルールや手順書が入ります。使うほど埋まり、上限が近づくと古い内容が自動で要約されます。
プロンプト(AIへの指示)だけでなく、AIに渡す情報全体をどう組み立てるかを設計する考え方。渡す情報とは、資料、これまでの履歴、AIが使える機能の説明などです。語が広まったのは2025年6月ごろです。たとえば、見積書の下書きを頼むとき、過去の見積書と単価表もいっしょに渡す、といった工夫がこれに当たります。
AIが事実と違う内容を、もっともらしく答えてしまうこと。たとえば、根拠のない引用を挙げる、最近の出来事を取り違える、などです。Claude のヘルプは、AIを唯一の情報源にせず、引用元を確かめるよう案内しています。
AIモデルの周囲にあり、AIモデルを実際の作業に使えるようにする仕組み。ファイルの読み書き、コマンドの実行、権限の確認、ルールを書いたファイルの読み込み、記録などを受け持ちます。Anthropic の公式用語集は「Claude Code がハーネスで、Claude はその中のAIモデル」と説明しています。
人がAIに渡す指示。何をしてほしいか、どんな形で答えてほしいか、何を前提にするかを書きます。たとえば「この見積書の誤字を箇条書きで」のように書きます。
プロンプト(AIへの指示)を工夫して、望む結果を引き出す技術。2022年末の ChatGPT 公開以降に広まりました。Anthropic の公式ドキュメントは、始める前に用意するものとして、成功の基準、それを試す方法、最初のプロンプトの案を挙げています。
文章やプログラムを実際に作り出す、AIそのもの。Claude や ChatGPT の中で動いているものが該当します。同じAIエージェントの中でも選び直せ、性能、速さ、料金が違います。どれを使えるかは、契約プランや提供元によって変わります。
プログラムに、外から設定値を渡す仕組み。Claude Code のクラウド環境では「名前=値」を1行に1つ書きます。その環境を使う人は誰でも値を読めるため、パスワードなどの認証情報は置きません。
AIエージェントが使う個々の機能。ファイルの読み書き、コマンドの実行、Webページの取得、MCP(AIを外部サービスにつなぐ共通の接続方式)で接続した外部サービスの操作などです。どのツールを使ってよいかは、権限の設定で人が決めます。
AIとのチャットのやりとりのまとまり。「新規」で始めてから終えるまでが1つです。扱える情報量に上限があり、あるセッションの内容は別のセッションには引き継がれません。引き継ぎたいことは、ルールを書いたファイル(CLAUDE.md など)や引き継ぎメモに残します。
AIモデルへの指示のうち、/goal のようにチャット欄の最初に「/」を付けて入力する文字列。決まった機能を呼び出します。PCに出す命令のことは、本ガイドでは「コマンドの実行」「シェルコマンド」と書き分けています。
人とAIが文字でやりとりする手法。ChatGPT や claude.ai の画面がこれにあたります。やりとりのまとまり(単位)はセッションと呼びます。
発信元が直接出した情報。公式サイトの価格表、官公庁の発表、製品の公式ドキュメントなどです。AIの回答やまとめ記事は一次情報ではないので、数値や仕様はAIの回答からではなく一次情報で確かめます。
AIモデルが文章だけでなく、画像、音声、PDFなども読み取れること。たとえば手書きの注文書の写真を渡して、内容を表にさせられます。読み取れる形式はAIモデルと製品によって違います。
セッションを終える前に、AIに書かせておくファイル。別のセッションには内容が引き継がれないため、やったこと、決めたこと、残りの作業などを書き残し、次のセッションの最初に読ませます。顧客名や認証情報は書きません。
Claude Code
Claude Code を使う、または使うか検討しているときに読む分野です。まず読む言葉は、Claude Code、権限モード、CLAUDE.md、フックです。
許可に関わる言葉の違い
この分野には、AIに何を許すかを決める、似た言葉がいくつかあります。決める対象がそれぞれ違い、組み合わせて使います。
表の言葉を押すと、その言葉の詳しい説明に移ります。
| 言葉 | 何を決めるか | たとえば | ほかとの関係 |
|---|---|---|---|
| 権限モード | 全体の基本設定。AIの操作を1回ずつ確認するか、自動で進めるか | 毎回確認する、読むだけにする | 個別の許可ルールに当てはまらない操作が、この設定に従います |
| Planモード | 権限モードの1つ。読むだけで、ファイルを書き換えない | 大きな変更の前に、計画だけを出させる | 人が計画を承認してから、実際の作業に移ります |
| 許可ルール | 操作ごとの許可、確認、拒否 | 読むのは許可、削除は拒否 | 権限モードの上に重ねて使います。拒否が最も強く働きます |
| サンドボックス | AIが触れるファイルの範囲と通信先 | 決めたフォルダの中だけで作業させる | 許可ルールとは別の守りです。範囲の中なら、1回ずつの承認を省けます |
| フック | 決まったタイミングで毎回動く処理 | ファイルを削除するシェルコマンドを止める | AIの判断にかかわらず動くので、ルールの強制に向きます |
Claude Code で、そのセッションの履歴を消して、何も渡していない状態から始め直すコマンド。同じ問題を2回以上直しても直らないときは、履歴が失敗の記録で埋まっています。Anthropic の公式ドキュメントは、学んだことを最初の指示に書き込んで始め直すよう勧めています。ファイルに書いたことは消えません。
終わりの条件を渡し、満たすまで Claude Code に作業を続けさせる命令。AIが1回応答するたびに、別の小型のAIモデルがそのセッションのやりとりを読み、達成したかを判定します。回数や間隔で繰り返す /loop とは、止まる基準が違います。
同じ指示を、一定の間隔で自動的に繰り返させる Claude Code の機能。たとえば、ページの公開作業が終わったかを何度か見に行く、といった短時間の監視に向きます。動くのは起動したセッションの中で、そのセッションを閉じない限り続きます。別のセッションで作業していても続きますが、ターミナル(Claude Code を動かしている画面)を閉じると止まります。
人からの訂正や好みをもとに、Claude が自分用に書き残すメモ。プロジェクト(Git で管理するフォルダ)ごとに、自分のPCの中に保存されます。メモの目次にあたるファイルは、先頭200行または25KBまでが、セッションを始めるたびに読み込まれます。人が書くルールを書いたファイル(CLAUDE.md)と対になります。
Claude Code のデスクトップアプリの中で開く、作業用のブラウザ。ふだんのブラウザとは別の、まっさらな状態で始まります。この中でログインすれば、その状態は保たれます。AIが触ってよいかは、サイトごとに「今回だけ許可」「常に許可」「拒否」から選びます。
Anthropic 社が提供するAIエージェント。ファイルの読み書き、コマンドの実行、権限の確認、ルールを書いたファイル(CLAUDE.md)の読み込み、作業の繰り返しを受け持つハーネスです。Anthropic の公式用語集は「Claude Code がハーネスで、Claude はその中のAIモデル」と説明しています。
Claude Code を、自分のPCではなく Anthropic が管理するクラウドのコンピューターで動かす使い方。claude.ai/code から使います。ブラウザやPCを閉じても続き、GitHub(ファイルを保管、共有するサービス)に置いたファイル一式の写しで作業します。別料金はなく、利用上限はほかの Claude の利用と共通です。
自分の Chrome に入れる拡張機能で、Claude がそのブラウザを操作します。ログイン済みのサイトにもそのまま入れるため、できることと危険の両方が広がります。たとえば、開いたままの会計ソフトも操作できます。有料プランなら追加料金はありません。関係する場面: ログイン済みの会計ソフトや管理画面を、AIに操作させてよいかを決めるとき。
人が書く、Claude への「いつも守ってほしいこと」のファイル。セッションを始めるたびに読み込まれます。たとえば「金額は税込で書く」のような決まりを書きます。プロジェクトのフォルダ用、利用者用などを置け、見つかったものはすべてつなげて読まれます。フォルダ直下のものは、セッションの履歴が自動で要約された後も読み直されます。関係する場面: 見積書の金額の書き方など、AIに毎回守らせたい社内の決まりを書き残すとき。
AIが画面を見て、マウスとキーボードでアプリを操作する機能。Claude Code では試験提供の段階で、Pro と Max のプランで使えます。許可はアプリごと、セッションごとに出します。実際の自分のPCの画面上で動き、Esc キーで中断できます。
Claude Code の設定に書く、許可(allow)、確認(ask)、拒否(deny)のルール。たとえば「読むのは許可、削除は拒否」のように決めます。拒否、確認、許可の順に調べ、最初に当てはまったものが使われるので、拒否が最も強くなります。全体の基本設定(権限モード)の上に重ねて使います。関係する場面: 請求書や顧客名簿の入ったフォルダで作業させる前に、ファイルの削除を拒否にしておくとき。
ファイルを書き換えずに、調べて変更の計画だけを提案させる設定。読む、検索する、調べるための命令は実行できます。人が計画を承認してから、実際の作業に移ります。たとえば大きな変更を任せる前に、まず計画だけを出させます。関係する場面: 社内の資料の整理など、多くのファイルを書き換える作業を任せる前に、計画を確かめたいとき。
自分のPCで動く Claude Code を、claude.ai やスマホのアプリから操作する機能。実行は常にPCで、セッションの記録は同期のため Anthropic のサーバーに保存されます。Pro、Max、Team、Enterprise で使え、APIキー(従量課金用の認証の文字列)でのログインには対応していません。関係する場面: 外出先からスマホで、事務所のPCで動いている作業の続きを指示したいとき。PCは起動したままにしておく必要があります。
Claude Code が、指定されたURLのページの内容を読み取るための機能。Web検索の機能と同じく、許可のルール、組織の設定、クラウド環境の通信の設定によっては使えません。
Claude Code がWebを検索するための機能。許可のルール、組織の設定、クラウド環境の通信の設定によっては使えません。
AIが一度に覚えておける量の上限が近づいたときに、セッションの履歴を自動で要約する仕組み。古い作業結果から先に消され、次にセッションの履歴が要約されます。プロジェクトのフォルダ直下のルールを書いたファイル(CLAUDE.md)と、AIの自動メモは読み直されます。一方、そのセッションの中だけで伝えた指示は失われることがあります。手動でも実行できます。
メインのAIから作業を任される、補助のAI。専用の指示、使える機能、許可の範囲を持ち、メインとは別のコンテキスト(AIが一度に扱える情報の枠)で動き、結果の要約だけを返します。たとえば大量の資料の調査を任せると、メインのセッションが埋まりません。並行して調べさせることもできます。
手順や知識をまとめたファイル(SKILL.md)。たとえば「見積書の作り方」のような手順です。関係がありそうな場面で Claude が自動で読み込むか、人が名前で呼び出します。Agent Skills という公開の共通形式に沿っています。外から入手したスキルは、中身を確かめてから使います。関係する場面: 見積書の作り方のように、社内で繰り返す手順をまとめて、AIに毎回同じやり方で進めさせたいとき。
クラウドの環境で、セッションを始める前に自動で実行される準備用の処理。たとえば必要なソフトを入れておきます。Claude Code では、この処理がエラーで終わるとセッションが始まらず、結果は約7日間使い回されます。その環境を使う人は内容を読めるので、認証情報は書きません。
指示を送るたびに自動で作られる、元に戻すための記録。Esc キーを2回押すなどの操作で、ファイルの中身、セッションの履歴、その両方を前の時点に戻せます。変更履歴を記録する Git とは別の仕組みです。AIがPCへの命令を通して間接的に変えたファイルは、記録されません。関係する場面: AIが書き換えた見積書や資料を、指示を送る前の状態に戻したいとき。
決まったタイミングで自動的に動く、あらかじめ登録しておいた処理。タイミングは、AIが機能を使う前、ファイルを書き換えた後、セッションの開始時などです。AIの判断にかかわらず毎回動くため、守らせたいルールの強制に向きます。たとえば、ファイルを削除するシェルコマンドを実行前に止められます。関係する場面: ファイルの削除など、AIの判断に任せず毎回止めたい操作があるとき。
Claude Code に機能を足すための詰め合わせ。手順書、補助のAI、自動で動く処理、外部サービスへの接続などをひとまとめにして、配ったり入れたりできます。
プラグイン(機能の詰め合わせ)の一覧と入手先をまとめたもの。追加したマーケットプレイスから、名前を指定してプラグインを入れます。自分で作って公開することもできます。
指示、対象のファイル一式、外部サービスへの接続をまとめて保存し、自動で実行させる Claude Code の仕組み。たとえば毎朝、問い合わせを一覧にさせます。Anthropic のクラウドで動くため、PCを閉じていても動きます。きっかけは、決まった時刻、ほかのプログラムからの呼び出し、GitHub(ファイルを保管、共有するサービス)上の出来事です。試験提供の段階です。関係する場面: 毎朝の問い合わせの一覧づくりのように、PCを閉じていても決まった時刻に動かしたい作業があるとき。
Claude Code を起動したフォルダ。AIが確認なしでファイルを読める範囲の基準になります。たとえば「見積書」フォルダで起動すれば、その中が基準です。設定で、ほかのフォルダを範囲に加えることもできます。
AIの操作を、人に1回ずつ確認するか、自動で進めるかを決める Claude Code の基本設定。Manual(毎回確認。初期設定)、Accept edits(書き換えは自動)、Plan(読むだけ)、Auto(自動で進め、危険な操作だけ止める)など6種類があります。個別の許可ルールに当てはまらない操作は、この設定に従います。関係する場面: 初めてAIに作業を任せるときに、毎回確認から始めるか、書き換えだけ自動にするかを決めるとき。
Claude Code のデスクトップアプリで、決まった時刻に、自分のPCで指示を実行させる仕組み。たとえば毎週月曜の朝に在庫表を点検させます。アプリが起動していて、PCがスリープしていない間だけ動きます。許可の基本設定は、タスクごとに持ちます。クラウドで動くルーティンとは、動く場所が違います。
Claude の応答が終わるたびに動く自動処理(フック)。自分で書いた処理で「まだ続けるか」を判定でき、続ける判定なら次へ進みます。/goal(終わりの条件を渡すコマンド)は、この仕組みをそのセッション限定で包んだものです。
AIエージェントが、セッションの中で読んだファイル、実行したコマンド、やりとりを残した記録。Claude Code では PC の ~/.claude/projects の下に、暗号化されない形で保存され、既定では30日で消えます。事故のときは、何をしたかを確かめる手がかりになります。
Codex、OpenAI
ChatGPT や Codex を使うときに読む分野です。まず読む言葉は、Codex、承認ポリシーです。
Codex(OpenAI 社のAIエージェント)が作業を始める前に読み込む、ルールを書いたファイル。Claude Code の CLAUDE.md にあたります。全体用と、フォルダの階層ごとのものを置けます。初期の上限は合計32KiB(データ量の単位)です。
ChatGPT で、チャットではなく作業を任せるためのモード。入力欄の上で Chat と切り替えて使います。自分のPCでもクラウドでも実行でき、クラウドを選べば、アプリを閉じてもPCの電源を切っても続きます。利用枠は Codex(OpenAI 社のAIエージェント)と共通です。
OpenAI 社(ChatGPT の開発元)が提供するAIエージェント。Claude Code と同じ種類で、PCとクラウドの両方で使えます。PCでの初期設定は、インターネット接続がオフで、書き込めるのは作業中のフォルダの中だけです。
ChatGPT で作ったWebページを、そのまま公開できる機能。試験公開(公開ベータ)の段階です。見られる人の範囲は、初期値の「所有者と管理者だけ」から「インターネット全体」まで選べます。削除したページは復元できません。
Codex が、どの操作の前に人の承認を求めるかを決める設定。AIが触れる範囲を囲う設定(サンドボックス)とは別もので、両方を組み合わせて使います。画面では「承認を求める」「代わりに承認する」「すべて許可」にあたる英語の選択肢などから選びます。
Git、GitHub
AIにファイルを書き換えさせる、またはWebサイトを作らせるときに読む分野です。まず読む言葉は、Git、commit、GitHubです。
GitHub(ファイルを保管、共有するサービス)の個人用の保管場所に、ほかの人のアカウントを招待して、一緒に作業できるようにする設定。招待を送り、相手が承諾すると有効になります。たとえば外注先に、1つの仕事のファイルだけ触ってもらえます。
Git で、ファイルの変更を1つの記録として履歴に確定する操作。記録ごとに、何を変えたかのメモを付けます。Claude Code のクラウド版はセッションごとに新しい環境になるため、成果物を残すには、この確定と、インターネット上の保管場所(GitHub など)への送信(push)が必要です。
ファイルの変更を履歴として記録する仕組み。過去の状態に戻したり、別の作業場所で並行して作業したりできます。たとえば契約書のひな形を前の版に戻せます。一度記録した内容は、後でファイルを消しても履歴に残ることがあります。
Git で記録した履歴つきのファイル一式を、インターネット上で保管、共有するサービス。公開か非公開かは、設定画面の Danger Zone(危険な操作の欄)で切り替えます。公開にすると、誰でも中身を見られ、自分用の写し(フォーク)を作れます。非公開に戻しても、作られた写しは公開のまま切り離されて残ります。
自分のPCやクラウドの環境で確定した変更の履歴を、GitHub などインターネット上の保管場所に送る操作。送って初めて、ほかの人や別のPCから見られます。Claude Code のクラウド版では、そのセッションで作業中の枝(ブランチ)にだけ送れます。
Git で、本線から枝分かれさせた作業の流れ。本線に影響を出さずに試し、よければ合流させます。たとえば料金表の改定案を、現行版を残したまま作れます。Claude Code のクラウド版では、セッションが仕事ごとに自分の枝を持ちます。
枝分かれさせて行った変更を、本線に入れてよいか、変更点を見せて確かめてもらう GitHub の仕組み。ほかの人の確認を経てから本線に入れたいときに使います。合流した後も、変更点の一覧は残ります。下書き(Draft)の状態では、確認待ちに切り替えるまで合流できません。
枝分かれさせた変更を、別の枝や本線に取り込むこと。片方だけが進んでいれば、そのまま合流します。同じ箇所を両方で変えていると、Git はどちらを残すかを決められず、取り込みを途中で止めます。この状態を衝突と呼び、画面には英語で CONFLICT(コンフリクト、衝突の意味)と表示されます。止まったときは、合流を取りやめて前の状態に戻せます。
Git で変更履歴ごと管理している、ファイルのまとまり。1つのプロジェクトのフォルダと考えて構いません。GitHub では公開か非公開かを選べます。クラウドで動くAIに作業させる場合は、ここに入れて送ったファイルが受け渡しの対象になります。
同じ作業フォルダの中身を、別のフォルダにもう1組用意する Git の機能。複数のAIに別々の作業を同時に頼むとき、フォルダを分けておくと、互いのファイルを上書きしにくくなります。Claude Code では、初期設定で専用のフォルダの下に作られます。
外部サービス、連携
AIを Notion やチャットなどの社内のサービスとつなぐときに読む分野です。まず読む言葉は、コネクタ、MCP、OAuthです。
チャットサービスの Discord の上で、自動で応答するプログラム。Discord とつなぎっぱなしの通信を保ち、書き込みなどの出来事を受け取ります。メッセージの本文を読むには、Discord 側で特別な許可を有効にする必要があります。
AIから GitHub を操作するための、GitHub 公式の接続用プログラム。「いま認証している利用者の情報を取得する」機能があり、AIがどのアカウントで操作しているかの確認に使えます。
AIを外部のデータやサービスにつなぐための、公開された共通の接続方式。接続用のプログラム(MCPサーバー)を追加すると、チャットツールの Slack、データベース、ブラウザなどを操作する機能が Claude に加わります。つないだ先でできることが、そのままAIにできることになります。
インターネット上で使えるデータベース(データの入れ物)のサービス。無料プランは期限がなく、カードの登録も不要です。無料枠を超えると停止や書き込みの失敗が起きますが、課金はされず、データも削除されません。
文書やデータベースを扱うサービス。公式の接続機能(Notion MCP)は、Notion のログイン画面で許可する方式でつながります。利用者が認証用の文字列を自分で管理する必要がありません。
パスワードや認証用の文字列(APIキー)を相手に渡さず、サービス側のログイン画面で「許可」を押して接続する仕組み。たとえば会計ソフトの freee の公式の接続機能は、この仕組みで接続するため、認証用の文字列の手入力は不要です。通信を途中で横取りされても悪用されにくくする安全策も、あわせて使われています。
ノートを保管庫(Vault)というフォルダにまとめて扱うノートアプリ。公式の操作用プログラムを使うと、文字の命令でノートに追記できます。
サーバー(サービスを動かすコンピューター)同士が、人の操作をはさまずに直接つながるための認証の方式。Web会議サービスの Zoom で、自社用のアプリを作るときに使う方式の1つです。アプリ用のパスワードにあたる文字列(Zoom での名前は Client Secret)は、作り直しても古い値が30日間使えるままです。すぐに使えなくするには、作り直しとは別の操作が必要です。
サービス側で何かが起きたときに、あらかじめ決めたURLへ自動で知らせてもらう仕組み。たとえば問い合わせが入ったら、チャットに通知が届きます。こちらから取りに行く方式とは向きが逆です。多くのチャットツールが、この形の通知に対応しています。
一覧にない外部サービスを、接続先のURLを指定して自分で追加する接続。AIがその機能を使うときに確認が出て、「常に許可」も選べます。無料プランは1つまでです。Team と Enterprise のプランでは、管理者(Owner)だけが追加できます。
依頼をいったん受け付けて順番に処理し、結果は後から取りに行く方式。画像や動画の生成サービスでは、時間のかかる処理をこの方式で受け付けることが多くあります。
Claude を外部のサービスにつなぐ機能。claude.ai で設定したコネクタは、claude.ai の定額プランでログインしていれば Claude Code でも読み込まれます。APIキー(従量課金用の認証の文字列)でのログインでは読み込まれません。
公開、Web
AIで作ったWebページやツールを公開するときに読む分野です。まず読む言葉は、デプロイ、共有リンク、.envです。
ブラウザの中にデータを保存する仕組み。たとえばチェックリストのチェック状態を覚えておけます。保存先はサイトごと、ブラウザごとに分かれます。PC内のファイルを直接開いたページでの動作は、仕様上決まっていません。
公開先のサービス(Webページを公開する場所)に登録する設定値のうち、認証情報として扱う種類。外部サービスの認証の文字列(APIキー)などが当たります。登録後は画面に値が出ず、公開したページや記録にも出ないように扱われます。認証情報はこの種類で登録し、HTMLやJavaScriptには書きません。
作ったページやプログラムを、公開先のサービス(Webページを公開する場所)の上で動く状態にすること。サービスによっては、本番用の枝に変更を送ると本番が更新され、それ以外の枝に送ると確認用のページが作られます。
作ったWebページやアプリを、インターネット上で見られる場所に置くサービス。無料枠のあるものが多くあります。Git で管理するファイル一式とつなぐと、変更を送るたびに自動で公開し直すものもあります。
公開先のサービスが持つ、ページを見られる人を制限する機能。ログインした関係者だけに見せる、パスワードを求める、といった設定ができます。試作を確認するときに使い、本公開では外します。制限があるから安全というわけではないので、認証情報は置きません。
画像、動画、音声
広告やSNSの画像、動画をAIで作るときに読む分野です。まず読む言葉は、GPT Image 2です。
OpenAI の、画像を作るAI。品質を低、中、高から選べ、品質と画像の大きさで1枚あたりの単価が大きく変わります。料金は、使った分だけ支払う方式です。
ByteDance 社の、動画を作るAI。動画の秒数と解像度に応じて、使った分だけ課金されます。音声付きの生成にも対応しています。数秒の動画でも、1本あたりの費用は画像より高くなりやすい傾向があります。
お金、料金
使った分だけ料金がかかるAIを契約するときに読む分野です。まず読む言葉は、従量課金、利用上限、トークンです。
プログラムから Claude を呼び出すための有料の窓口。料金は定額プランとは別で、先に買う前払いの残高から引かれます。残高は購入から1年で失効し、返金されません。自動補充を切っていれば、残高が尽きると補充するまで呼び出せません。
Claude の有料プランで、プランの利用枠を使い切った後も、追加料金を払って使い続けるための設定。初期状態はオフです。オンにすると、定額を超えた分に課金されます。
AIが文章の量を数えるときの単位。日本語では、おおむね1文字が1〜2トークン程度です。AIの料金や、一度に読める量の上限は、この数で決まります。たとえば長い契約書を読ませるほど、数が増えます。
一定の時間に受け付ける呼び出しの回数や量に、上限を設けること。Claude API(プログラムから Claude を呼び出す有料の窓口)には、別に月ごとの支出の上限もあります。安全性の非営利団体 OWASP は、AIの使いすぎで費用がふくらむことへの対策に挙げています。 関係する場面: 画像の生成や大量の文書の処理をAIに続けて頼んだとき、途中で「しばらく待ってください」と止まる原因になります。
先にお金を入れて残高を作り、使うたびに減っていく支払い方。プログラムから Claude を呼び出す窓口(Claude API)はこの方式です。残高が尽きると補充するまで使えず、残高は1年で失効し、返金されません。
使った量に応じて料金がかかる方式。画像の生成は枚数、動画の生成は秒数などが単位になり、同じAIでも品質やサイズで単価が変わります。
従量課金のサービスで、1か月に使える金額の上限を決める設定。上限に達すると、その月はそれ以上使えなくなります。APIキーが漏れたときや、AIが想定より多く呼び出したときの請求額を抑えます。上限の手前で届く通知と組み合わせて使います。
法律、ルール
AIで作った文章や画像を、広告や販売に使うときに読む分野です。まず読む言葉は、景品表示法、引用、個人情報取扱事業者です。
Amazon の出版サービス(KDP)が定める区分で、AIが作ったテキスト、画像、翻訳のこと。出版、再出版のときに知らせる必要があります。自分で作ってAIで編集、校正したものは「AIアシスト」という区分で、知らせる必要はありません。関係する場面: AIで作った本文や表紙の画像を使って、Kindle で電子書籍を出版するとき。
Anthropic が定める、Claude でしてはいけないことの決まり。他人の著作権などの知的財産権(著作権や商標権など、創作物や商品名を守る権利の総称)の侵害、偽のレビューやコメントやメディアの作成、詐欺などを禁じています。関係する場面: 小売、飲食、制作会社などで、AIに広告文、商品の紹介文、SNS投稿、画像を作らせるとき。
広告と明かさない表示。令和5年10月1日から景品表示法(商品やサービスの見せ方についての法律)の違反になりました。たとえば、人に頼んだSNSの紹介投稿に、広告だと示す表示がない場合です。規制の対象は広告主で、依頼を受けた側は対象外です。関係する場面: 飲食店、美容室、ネットショップが、インフルエンサーや知人にSNSでの紹介を頼むとき。
効果や性能をうたう表示の根拠を出せなければ、違反とみなす決まり(景品表示法7条2項)。景品表示法は、商品やサービスの見せ方についての法律です。消費者庁に根拠資料を求められて出せないと、実際より著しく優れて見せる表示(優良誤認)とみなされます。たとえば「作業時間が半分」と書くなら、裏付けを持っておきます。関係する場面: 学習塾の「成績が上がる」、業務ソフトの「作業時間が半分」のように、効果をうたう広告をAIで作るとき。
他人の作品をもとにして作ったかどうか、という意味です。著作権の侵害かどうかを決めるときに見る点の1つで、類似性と並べて判断します。たとえば、他人の画像をAIに読み込ませた、作品名などの名前を指示に書いた、という場合は、もとにして作ったと判断されやすくなります。関係する場面: AIでチラシ、ロゴ、商品画像を作るときに、既存の画像や作品名を指示に入れる場合。
顧客名簿のように、検索できる形に整理した個人情報を事業に使っている事業者。件数が少なくても、個人事業主でも当てはまり、個人情報保護法の義務を負います。関係する場面: 顧客名簿や予約台帳を持つ小売店、美容室、教室、士業の事務所が、名簿をAIに入れるかを決めるとき。
不正競争防止法(不正な手段による競争を防ぐ法律)で守られる情報。秘密として管理され、事業に役立ち、世間に知られていないことが条件です。国の営業秘密管理指針は、生成AIの提供会社などの第三者に渡すと、秘密として管理していると認められない場合もあり得る、としています。関係する場面: 製造業の図面やレシピ、仕入れ値、顧客リストを、AIに入力してよいかを決めるとき。
個人データの漏えいなどを防ぐために、事業者が取る対策(個人情報保護法23条)。方針を決める、ルールを整える、組織、人、物理、技術の各面で対策する、外部の環境を把握する、という枠組みです。従業員100人以下の事業者には手法の例が示されていますが、対策そのものは必要です。関係する場面: 顧客や従業員の個人データを扱う事業者が、社内でAI利用ルールを決めるとき。
会社でAIを使うときの決まり。使ってよいAI、AIに入れない情報、AIの答えの確かめ方などを書きます。就業規則のような会社全体の規則とは別に、AIの使い方だけをまとめたものです。関係する場面: 従業員や家族と一緒に仕事でAIを使い始めるとき。
他人の著作物を許可なく使える場合の1つ(著作権法32条)。文字数の基準はありません。引用の必要性、自分の文との明確な区別、自分の文が主になっていること、必要最小限、出どころの明示で判断します。関係する場面: ブログ、提案書、社内報に、他人の記事や書籍の文章を載せるとき。
特定商取引法(消費者とトラブルになりやすい取引を対象にした法律)で規制される、長期で高額の継続的なサービス。たとえばパソコン教室は、期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるものが対象です。インターネットで提供するものも含みます。関係する場面: 語学教室、学習塾、パソコン教室などが、長期で高額のコースをオンラインを含めて販売するとき。
個人や家庭の中で使うためなら、許可なくコピーできるという決まり(著作権法30条)。業務で使うためのコピーは含まれません。たとえば社内で共有するためのコピーは、これに当たりません。関係する場面: 業務の資料として、書籍や記事、画像をコピー、スキャンするとき。
取引などで知った相手の機密情報を、ほかに漏らさないと約束する契約。国の営業秘密管理指針は、「マル秘」の表示や、見られる人の制限と並ぶ、営業秘密を管理する手段の例として挙げています。関係する場面: 取引先から預かった図面や資料を、AIに入力してよいかを判断するとき。
作ったものが、著作権で守られる「著作物」にあたるかどうか、という意味です。AIで作ったものでは、指示の内容がアイデアの段階にとどまる場合や、AIが出した候補から選ぶだけの場合は、それだけでは原則として著作物と認められません。人が自分の工夫で書き足したり直したりした部分は、通常は著作物になります。関係する場面: AIで作ったロゴ、商品画像、記事を自社の制作物として使い、他社の無断使用を止めたいとき。
帳簿や請求書などを、電子データで保存するときのルールを定めた法律。所得税、法人税の申告のために書類を保存する義務がある事業者は、メールやクラウドで受け取った請求書などのデータを保存しなければなりません(7条)。関係する場面: メールやクラウドで請求書、領収書を受け取る事業者が、AIに経理データの整理を任せるとき。
できあがったものが、他人の作品に似ているかどうか、という意味です。著作権の侵害かどうかを決めるときに見る点の1つで、依拠性と並べて判断します。見るのは、他人の作品の表現の中心になる特徴が、そのまま感じ取れるかどうかです。作風や画風のような考え方(アイデア)が似ているだけなら、侵害になりません。関係する場面: AIで作った画像やキャラクターが、既存の作品に似ていないかを公開前に確かめるとき。
通信販売など、消費者とトラブルになりやすい取引を対象にした法律。ネットで申し込みを受けるなら、事業者名や価格などの表示、大げさな広告の禁止、申し込み直前の最終確認画面が求められます。関係する場面: ネットショップ、オンライン講座、定期購入の申し込みをWebで受けるとき。
セキュリティ
顧客情報や、APIキーなどの認証情報を扱うときに読む分野です。まず読む言葉は、APIキー、最小権限、プロンプトインジェクション、ひな形と差し込みです。
外部サービスの認証の文字列(APIキー)などの設定値を、プログラム本体とは別に書いておくファイル。自分のPCに認証情報を置く場合は、Git の記録の対象から外します。Anthropic は、キーをプログラムに直接書かず、外から渡すよう勧めています。
パスワードに加えて、本人だけが持つ別の手段でもログインを確かめる仕組み。たとえば、スマホのアプリに表示される確認コードです。GitHub や Google などのアカウントで設定できます。パスワードが漏れても、それだけでは乗っ取られにくくなります。
プログラムからAIや外部サービスを呼び出すための、認証用の文字列。漏れると他人に使われ、その利用料金が自分に請求されることがあります。Anthropic は、プログラムに直接書かないこと、公開の場所に置かないこと、漏れた疑いがあればすぐ無効にすることを勧めています。
経済産業省が所管する、ITの安全や人材育成を担う公的機関。中小企業向けに「情報セキュリティ6か条」などの指針を公開しています。6か条は、第4.0版でバックアップが加わり、5か条から増えました。
Webやソフトウェアの安全性を高める知見を公開している、国際的な非営利団体。AIを組み込んだアプリで起きやすい10種類の危険を整理した一覧「OWASP Top 10 for LLM Applications」を出しています。LLM は文章を扱うAIのことです。
AIが触れるファイルの範囲と通信先を、PCの基本ソフト(OS)の機能で囲い込む仕組み。決めた範囲の中なら、1回ずつ承認しなくても作業を任せられます。Claude Code では、許可のルールとは別の守りとして働きます。
ファイルやWebページ、作業の結果に仕込まれた悪意のある指示で、AIに頼んでいない行動をさせる攻撃。たとえば、読ませたページに「名簿を外部へ送れ」と見えない文字で書かれている場合です。安全性の非営利団体 OWASP は、AIアプリの主要な危険の1番目に挙げています。Claude Code は許可の仕組みなどで防いでいます。
その仕事に必要な分だけの権限を渡す考え方。たとえば請求書を読むだけの仕事に、送信の権限は渡しません。MCP(AIと外部サービスの接続方式)の安全の手引きは、最小限から始めて段階的に広げ、何でもできる許可を避けるよう求めています。
AIに与えた機能、権限、任せる度合いが大きすぎる状態。たとえば、メールを読むだけでよいAIに送信や削除まで許している場合です。安全性の非営利団体 OWASP は、AIアプリの主要な危険の6番目に挙げています。対策の中心は、機能を最小にし、影響の大きい操作の前に利用者の承認をはさむことです。
個人情報をAIに入れずに文書を作る方法。AIには {氏名} や {金額} などの差し込み欄を入れたひな形だけを作らせ、実際の名前や金額は、表計算ソフトやメールソフトの差し込み機能でAIの外で埋めます。顧客名簿をAIに渡さずに、案内文や請求の連絡文を作れます。
Google ドライブや OneDrive などが自動で残す、ファイルの過去の状態。AIがファイルを書き換えた後でも、前の版に戻せます。残る期間と版の数はサービスと契約プランによって違うため、戻せるかを一度試しておきます。
まとめ
- 最初に「まず知っておくと役立つ10語」に目を通してください。
- 自分の業務に近い分野を1つ選び、その分野の用語をひととおり見てください。「関係する場面」が書いてある用語は、自分の会社に同じ場面があるかを確かめてください。
- 仕様に関わる用語は、現時点の仕様で出典つきの記述も確かめてください。